川を歩く・・・といっても、正確には、川に沿って歩く・・・話であるw
川の跡の緑道、遊歩道を歩く話も多い。
川の中を、バシャバシャと源流を求めて、あるいは、川魚を求めて、上流の険しいルートを行く話じゃない。
むしろ下流域、中流域の、都市を流れる川についての話が多い。
いまさら言うまでもないが、都市や町を見る目線、視線というのは、いろんな見方がある。
普段自分が東京で生活し、働いていて、あるいはどこかに遊びに行こうとするとき、町を捉えるのは、交通機関を軸にとらえる。
ある歳までは、鉄道、それも住んでいる場所の私鉄とJR。連絡、乗換を中心に街を見ていた。
住んでいる場所が、地下鉄の駅になると、少し視線が変わった。地下鉄、それも東京メトロを中心に考えるようになる。都バスのバス停も近く、かなり長い距離を運行するので、それも加わった。
いずれにしても、公共交通機関というフィルターを通して、町をとらえていた。
車の免許をとると、そこに、幹線道路と首都高速のICという視点が入ってきた。
まあ、このへんは、だいたい多くの人が持つ視線だろう。
で、川・・・である。
今でこそ川は、移動手段でもないし、運送のインフラでもない。
けれど、ある時まで、重要な手段であったと思う。
さらに橋も、きわめて重要なランドマークだったはずだ。
川や橋を通じて、人々が町をみていたように思えてきた。
正直、川に沿って歩くまで、そんなことは、考えたことがなかった。
隅田川、荒川、多摩川、石神井川(滝野川)と、いくつかの川に沿って歩き、残されている史跡の解説などを読んでいる。
ひとつひとつはバラバラの無関係なことが書かれているのだが、川がある時代まで、とても重要な存在であったことが偲ばれる。
大仰なサイトにはならないと思うのだが、川からの視点、そんな一端でも、伝えられるサイトに育てばいいなぁ、なんてことを妄想している。
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