渋谷粘土層の上に砂礫の層があり、その上にローム層がある。この前で先生が説明をしてくれる。こういうのは現物を見ながらだと、非常にわかりやすい。
植生についての説明。東京の本来の自然のままの植生は、時間の経過で、次第に陰樹が多く占めるようになる。林、森は、次第に暗くなっていく。雑木林などの維持、共存は、たんなる武蔵野のノスタルジーだけのことではなく、生物の多様性の上でも重要である旨が語られる。
横穴古墳は見た。横穴古墳が作られているのは、ローム層。その下の砂礫や渋谷粘土層ではない。水が溜まらないからだろうという先生の話。
環状8号線、環八をくぐる。なんか、この景色、似たような感じを見たなぁと思っていたが、石神井川の王子駅付近でみた景色に似ている。音無橋のあたりだ。まあ水があって、上を道路がってだけの共通点だけど。
渋谷粘土層は12万年前のものなのだが、ゴルフ橋の直前で、さらに古い岩盤が、近年見つかったという。写真じゃ何のことやら・・・なんだが。素人が見て、おぉこれは古い・・・などとわかるもんじゃないw100万年前だとか。この露出した岩盤がどこまで広がり、渋谷粘土層と入れ替わっているのかは、まだわかっていないのだという。
ゴルフ橋に到着。渓谷から上がってみれば等々力駅のすぐ近くだった。それほど長い距離ではなかったのだが、冬場の運動不足、湿っている足場の悪さなどもあって、思いの他疲れてしまっていた。
等々力駅から大井町線に乗車。二子玉川に移動する。
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