屋敷森
光が丘公園の一角に、屋敷森というのがある。屋敷の森。昔の農家の周囲を囲っていた森だ。けっこういい雰囲気のエリアだ。
どうして、屋敷森が残っているのかを解説している。
存続の最初の危機はGHQ.何しろこのあたりは米軍居留地のグランドハイツ。
何でもありの占領軍だ。
川は埋めるは田畑はつぶすは、そりゃあ、どけと言われてどかないわけにはいかない。
が、生き延びた。
そして、返還されて、光が丘の開発計画となって、今度は行政がドケ、邪魔だ、と。
アメリカさんは、許してくれたのに・・・という件が面白い。
歴史的な価値よりも、生態、生物学として価値のほうが重視されているのかな
生活と森が密接につながっていれば、その延長で、森は手入れされる。原生林にはならない。
放置すれば極相林になる。
武蔵野自然とか、武蔵野台地の自然とかいう単語でイメージされる森とか林は、純粋な手つかずの自然じゃなくて、人間の手が入ったことのバランスの上に成立していたものだ。
この屋敷森も、維持するのにボランティアの活動があるとのことだ、
まあ、難しいことは置いといても、このエリアは、散策するには、けっこういい。土とか落ち葉の柔らかい感触が楽しめる場所は、都内では少ないと思うぞ。
環境とか生物多様性とか、真剣に取り組む人たちがたくさんいて、俺ごときが何かを語る余地はないんだけどね。
わざわざこのために、屋敷森をみるためだけに、光が丘公園へ行こう・・・とまでは言わない。
でも、光が丘にいくことでもあれば、ついでに立ち寄ってみてもいい場所だと思う。
俺は、光が丘公園に行くと、必ずというほど、立ち寄ってくる。